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8月, 2020の投稿を表示しています

8月28日の報告

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神水教会のMさんと安達牧師が、芦北・津奈木広域災害ボランティアセンターでの活動に参加しました。 平日に必要とされる作業は減少傾向にあるようです。 今日は芦北町の田浦地区でゴミの回収と廃棄場への廃棄を行いました。 前日が集積場のお休みとなったために、この日は全体的にゴミの回収を中心に調整したとの事でした。 比較的短い時間での作業終了となりましたが、祈りに始まり、祈りで結び、現地を後にしました。

8月27日の報告

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8月27日。 ボランティアの数は減少傾向にあり、芦北では29名で4件の作業にあたりました。 芦北町佐敷。前日に続いて、この地域での作業にMさんが参加しました。 前日に担当したお宅からすぐ近くのお宅で、床下に溜まった水の排水作業を行いました。 まもなく災害発生から2ヶ月が経とうというところですが、未だに水が溜まったままになっているお宅があり、これから乾燥や消毒という段階に進むと思われます。 朝夕の祈りは安達牧師が担当しました。

8月26日の報告②

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8月26日(水)、ボランティア活動へ出発。 ふと見上げると、鮮やかな虹が。 車は渋滞中だったので停車して写真を撮りました。 神水会館には支援物資がたくさん届けられておりましたが、その支援物資にはお手紙が添えられているものもありました。ひとつひとつ読ませていただいておりました。 その中で、こんなかわいらしいお手紙があって、わたしは胸を打たれておりました。 今朝、空に虹が見えた時、真っ先にこのお手紙を思い出しました。神さまの祝福の中で守られていることを思いました。 皆様の思いや祈りが被災地の方々や、関わる人たちを支えています。(⻆本 浩)

8月26日の報告

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芦北の佐敷川からあふれた水は、平屋建てお宅の玄関でおよそ2メートルに達し、それまで長く使われてきたお宅の中にあるものをすべて浮き上がらせ、泥をまとわせて散乱させてしまいました。周囲も似たような形の、歴史を重ねた平屋の木造住宅が並ぶ地区ですので、みなさん、同様の状況であると思います。この地区に暮らすSさんは90歳を超えておられるそうですが、豪雨の当日、近所の方の呼びかけにより避難しており、ご無事でした。 翌日には解体されることが決まっているこのお宅の片付けに、⻆本牧師、Mさん、安井牧師の3人が派遣されました。Sさんの弟さんが苦労しながら片付けをされていましたが、それに加わり、床板とその下にある泥を除いた、運び出せるすべてのものをゴミとして運び出す作業でした。 加えて、その近所のOさんのお宅で外に運び出されている物もあわせて、災害ゴミの仮置場に運搬しました。   はじめに伺ったSさん宅の片付けに時間がかかり、Oさん宅へ伺う時間が遅くなってしまいました。Oさんは避難所から被災した自宅で待機しておられ、ボランティアの到着を待ちわびておられ、こちらが遅くなったにも関わらず、何度も感謝を示され、ほんの少しホッとしたご様子で避難所へ戻られました。  木材、可燃物、アルミサッシ、電化製品、瀬戸物、プラスチック、布団と布製品、金属、土などに分類分けし、それを軽トラックと2トンのトラックに積み込み、軽トラックで4往復、2トンのトラックで2往復して運搬しました。 それぞれのお宅での生活と歴史を作り、また住民の方と共にあった一つ一つが、ゴミとなってしまい、捨てなければならないことの悲しみをつくづく感じさせられました。   途中に雨もありましたが、朝には予定されていなかった2トントラックの助けを得て、この日の作業を無事に終えることができました。   Sさんは被災後、恐らく大切にされていたであろう漬物樽もそのままに福祉施設に入居され、お宅は解体されと大きな変化に直面されています。朝夕の祈りでは、慰めと希望がもたらされるよう心をあわせました。 *写真は軽トラックでの運搬の1回目、木材を木材置き場に積む⻆本牧師の背中です。

8月25日の報告

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神水教会のMさんは、この週、毎日、ボランティアに参加し、働いてくださっています。 8月25日は、芦北でも球磨村に近い、山の地域での作業でした。 Mさんよりの作業後の報告です。 ------------------------------------------------------------------------- 白木地区の山の上の方で、山から流入した土砂の掘り出しを行いました。到着までの道もかなり崩れており、被災直後は孤立集落と思われる場所でした。 -------------------------------------------------------------------------

Volunteer Report by Randy (2020 Kyushu floods)

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Last week I was blessed to attend a volunteer service day in Ashikita with the Kyushu Lutheran Church. Pastor Adachi drove us down and we meet up with Pastor Sumimoto in Ashikita. After some prayer, we joined a work group cleaning helping a woman who's home had flooded badly. The damage to the home was severe. Her floors had been completely ruined and were torn out. We worked with a cheerful, dedicated crew to clean the foundations and the framing so that a new floor could later be installed. It was a long day of powerwashing, scrubbing, and scooping out water from the foundations, but in the end the framing was left shining, dirt and impurities blasted away by cleansing waters. I think it is a nice parallel to how Christ washes away our impurities and makes us new. We may go through terrible storms and be left covered in dirt and debris, but he is always there to make us new and clean again. I think, even in this difficult, terrible time, we need to remember to rejoice w

8月24日の報告

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⻆本牧師と神水教会のMさんの2人が芦北・津奈木広域災害ボランティアセンターの活動に参加しました。 ----------------------------------------------------------------------- 8時45分頃、ボランティアセンターの受付をする前に、神水教会のMさんと2人で木陰に入って静かに祈りました。 今日、わたしたちは、他の5名の方々と合流しての活動でした。行った先は、佐敷川の芦北町花岡地区の民家です。実は、ここを訪れるのは、牧野さんと私にとっては2回目です。8月7日にも訪れたお宅です。前回は、大量のゴミ出しから始まり、その上で家主の方が最低限生活できるように、畳をあげて、床板をはいで、浸水した床下などが渇くようにして終わりました。 今回、訪れると、前回去った時のままという感じでした。今回は、別のお部屋の片づけ、畳上げ、床板はぎです。また、手の空いている人は廊下や玄関などをぞうきんで拭き掃除しました。 作業中、ひとつのお部屋で事件が起きました。家財などを動かしている時でした。部屋にいた3人のボランティアさんが一瞬で視界から消えました。なんと部屋の床が抜けて、床下に落ちてしまわれたのです。幸い、怪我はなかったのですが、ひとつ間違えば、大怪我になるところだったと思います。なにせ、その部屋の床下は、ゆうに1.5メートルの深さがありましたから。落ちた方々も、見ていた人たちも、一瞬何が起こったのか、分からない感じでした。 改めて、浸水のあった家の状態を知らされた気がします。作業も、本当に気をつけないといけないと分かりました。 ボランティアセンターの方に来ていただいて、そのお部屋は、もうボランティアの手の届かないところにあると判断され、専門の業者の方に来ていただくことになりました。 お掃除や片づけ、出したごみを集積所に運んで今日の働きは終わりです。 ボランティアセンターに帰って来たのは、今日は14時30分頃だったでしょうか。駐車場のところで、再びMさんとお祈りして、終わりました。 Mさんは明日も来られる予定。・・・いや、なんと今週いっぱい、ほぼ通い詰められるご予定。本当に頼もしい方です。 私は、次は水曜日に来る予定ですが、台風の接近のニュースが気になるところです。

被災地支援ボランティア募集(2020.8.1版)

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被災地支援ボランティア募集(日本福音ルーテル教会九州教区) 日本福音ルーテル教会九州教区では、芦北・津奈木広域災害ボランティアセンターの活動に参加する形で、被災された方々に神の支えを祈りながら、人的な支援を行います。 PDF版はこちら ●おもな作業  ①被災された方の住居の後片付け、敷地内や住居内の汚泥の除去  ② 避難所での手伝い(食事のお世話、救援物資の配付など)  ③ 救援物資の仕分け(衣料、飲料、食料品、衛生用品などに分ける作業)  熱中症予防のため、15分くらいごとに休憩しながら作業します。  体力に自身がない場合、現地で申し出てください。軽作業もあります。 ●注意事項  ①事前に必ずボランティア活動保険にご加入ください   ※お近くの社会福祉協議会又はWebで加入できます   「ボランティア活動保険加入のお申込み」(全社協)       https://www.saigaivc.com/insurance/  ②服装や携行品などについて事前にご準備ください。   (帽子・長袖・長ズボン・長靴・ゴム手袋・マスク・昼食など)  ③熱中症にご注意ください。各自用意し、水分・塩分の補給を十分に行ってください。   (1人あたり500mlペットボトル2本程度の飲料がボランティアセンターから支給されます)  ④被災された方に寄り添うことが目的です。 ●参加手順  ①申し込み   メールにて以下のことをお知らせください。教区の担当の返信をもって登録完了です。   [宛先] jelc.qshu@@gmail.com (お問い合わせもコチラまで。■送信時に@をひとつにしてください)   ・名前(姓)    (名)    (よみがな        )   ・生年月日     年    月    日(年令    歳)   ・住所 〒   ・携帯電話番号   ・メールアドレス   ・緊急連絡先             (ご関係       )   ・所属(教会や関係施設であれば)   ・参加希望日     年   月   日  ②参加当日の朝8:45に芦北・津奈木広域災害ボランティアセンター(芦北町役場田浦支所/芦北町大字田浦町653、電話0966-83-8335、田浦ICからすぐ)に集合してください。   駐車場付近に教区関係者が待機しています。祈りを共にします。  ③9:0

8月22日の報告

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  7月中頃から神水教会が、全国各地の皆さんからの支援物資を受け入れ、内容の確認や仕分けをのための場所を提供してくださいました。 8月22日、すぐに必要とはならない物資について、この次の災害に備えて移動することになりました。作業に集まったのは11人の皆さんです。暑い中でしたが、途中、激しい雨にも降られ、それがかえって涼をもたらしてもくれました。お疲れ様でした。 新たな保管場所を提供くださるのは松橋教会(熊本県宇城市)です。よろしくお願いします。

8月21日の報告

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8月21日は前日に続き、神水教会のMさんが芦北・津奈木広域災害ボランティアセンターの作業に参加しました。芦北町佐敷の家屋にて、床下の洗浄作業を担当しました。 佐敷では、関係を与えていただいている「災害ボランティア九州・仁」さんが拠点を持って活動を続けておられます。「九州・仁」さんが当初拠点としており、ルーテル教会としても幾度か物資を運ばせていただいた元レストランの近くであったとのことです。 繰り返し足を運んでいると、それまで知らなかった土地が、そこで暮らしまた被災された方々、その方々を支援しようとする方々との出会いとあわせて、心の近くの地となっていく感覚があります。 8月22日と23日は、当教会からのボランティア参加者はありません。 土日でもあり、普段はなかなかおいでになれない方々が多く参加されることを期待しています。 --------------------------------------------------------------------------------------------------  熊本県ではボランティアのために現地へのを無料バスを運行しています。  芦北行きは以下から。   https://www.pref.kumamoto.jp/common/UploadFileOutput.ashx?c_id=3&id=35162&sub_id=1&flid=245607  熊本県、熊本市がそれぞれ八代や人吉へもバスを運行しています。  個人で参加できますので、よろしければぜひ。しかし、ご無理のないようにしてください。   https://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&type=top&id=28892

8月20日の報告

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  8月20日、芦北・津奈木広域災害ボランティアセンターの活動に、健軍教会のUさん、神水教会のMさん、それと安井牧師が参加しました。 この日、ボランティアセンターに登録されたボランティアは、35名ということでした。その大半はボランティアバスで熊本市内から駆けつけた方々です。必要とされる作業に対して人の手が圧倒的に足りない現状を感じました。   ボランティアバスでの参加者と数人で来られた企業のボランティアを除いた残りは15人。 いつもでしたら、必要とされる現場へ数人ずつ分かれて派遣されますが、今回は15人全員で、芦北町の女島という海沿いの地域へ派遣され、1軒のお宅を担当させていただきました。それだけの人員が必要と判断されたのでしょう。 女島地区は、浸水被害も大きなものでありましたが、あわせて多くの土砂崩れがありました。 まずは水害による被害の片付けを行うということで、背後の土砂崩れにより倒壊した家屋や土に埋まってしまった車など、気にかかりつつもそのままにせざるをえない状況でおられました。 このお宅に連続して一週間、作業に入られているスーパーボランティアのような方、またこれまでにいくつもの被災地で支援を行ってきた方々など、専門家集団のようなグループのリーダーを我らがMさんが託されて、Mさんのリーダーシップの元、共に働くことができました。 床下の泥出し、すでに剥がされた床板の搬出、土砂が入ったままの冷蔵庫の搬出、家屋の外側を覆う土の移動、汚れてしまった食器を洗うことなど、この地方特有の存在感のある佇まいの大きな家屋での作業を、暑さはもとより、この日、芦北町でも判明した新型コロナウイルスへの感染のために短時間に限られた災害ゴミの集積所への運搬など、厳しい状況も力をあわせて、生活再建への入り口に向かう手伝いをさせていただくことになりました。 休憩のために大きな納屋の日陰に入ると涼しい風が吹き抜けていきます。美しい山の緑と空と海の青に囲まれた静かで穏やかなところ。それがこの地でのいつもの暮らしであろうと思います。それが、激しく傷つけられてしまった圧倒的な困難の中で、住民の方の関係者と思しき方や隣家の方も、それぞれに黙々と汗を流して作業をしておられました。その黙々に寄り添う人々を通して、慰めと励ましが届けられればと願い、一日の作業を結びました。

8月19日の報告

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8月19日には、安達宣教師に加えてかつてのJ3(短期信徒宣教師)も参加くださり、被災された方々へアメリカの教会の方々の祈りも届けることになりました。 以下、安達均宣教師(松橋教会・神水教会)の報告です。   -------------------------------------------------------------------------------------- 角本牧師、大江教会のランディさん、そして安達で参加してきました。朝8時45分にボランティアセンター駐車場の日陰にて、英語と日本語で詩編27編1節を読み、祈ってから、ボランティアセンターの受付をしました。 どの被災場所に派遣されるかの待合所テントがあり、15分くらい待っていました。そのテントの壁には、他県の小中学校などから寄せられた応援メッセージが書かれており、祈りの中での神の祝福・護りに加え、子どもたちからの励ましをもらいました。 わたしたち3人の他、その日めぐりあった5人のボランティアの方々と合計8名で、芦北町の佐敷川河口まで500mほどの地区にある床上浸水となった家屋に派遣されました。1階部分だけで6畳ほどの部屋が6部屋あり、全室の畳や床はすでに除去された状態になっており、家具や押し入れに入っていたと思われる寝具等々もほぼ処分された状態でした。 その床下は、浸水後6週間がたち、少々、かびっぽいにおいもしていました。そのほどんどの床下部分を、グループリーダとなってくださった岩下さんという方の指示で、2機の高圧洗浄機で清掃し、泥水を塵取りですくいとり何杯ものバケツに汲んで捨てにいき、そして大量の使い捨てタオルを用いてできる限り拭き取るという地道な作業にあたってきました。  今はひとりでお住まいの住民の方は、休憩の際などに出てこられ、話をされていました。 床下の痕跡を見て「そーね、あれは主人がまだ生きていた時だったから10年以上前だったわ」とか、「この冷房機は去年買ったばっかりだったのに、もう水につかって動かなくなってしまった」とか、まだきれいな掛け軸があったのでどこに置くかをお聞きすると「もう捨ててください」と話され、そしてため息をついておられました。  交わした言葉は少ないながら、ほぼ10年前にごを亡くされ、お子さんは都会に出られ、4年前には熊本地震があり、この数か月におよんでいるコロナ

8月18日の報告

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  8月18日、芦北・津奈木広域災害ボランティアセンターの活動に、⻆本牧師、崔牧師、森田牧師の3人が参加しました。 芦北町の海路(かいじ)地区という球磨川沿いの山間部は孤立状態になり、なかなかボランティアも入ることができなかった地域だそうです。それぞれあてがわれた軽トラックを運転すること、1時間弱。 川沿いでは屋根まで浸水したという家屋の家財などを運び出し、集積場へ運搬する役割を担いました。八代市にある高校の生徒のみなさんも一緒に作業を行いました。   崔牧師の報告です。 ---------------------------------------------------------------- この日に参加した3人の牧師は、それぞれ軽トラックで被災した家からゴミを運ぶ役割をにないました。ボランティアの集合場所から40分ほど移動した海路駅の付近です。行く道からすでに壊れた線路が見えてきました。 川沿いにある家の中から、もう使えない様々な物が出てきます。本来家族に安らぎを与えていたはずの畳や布団などは長い間水と泥を含んでとても重く、どんな物からも泥の匂いがしていましたが、本来の家に戻るためにはまず片づけなければなりません。家から出された物を近くの学校(今は学校ではありませんが)に運ぶ作業でした。炎天下の中で私たち数人ではなかなか進まない作業ですが、秀岳館高校の柔道部の生徒たちがボランティアに来て、家の中からたくさんのゴミを運び出してくれました。 この日私たちが作業した2軒ほど家には、まだまだたくさんの物が残っていました。私たちが運んだ物は一部ですが、これから日に日に被災の痕跡が消えていき、新しい姿が見えてくることを祈ります。 ----------------------------------------------------------------

8月17日の報告②

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室園教会のYさん(教会の関係施設の職員さんでもあります)が、8月17日のボランティアに参加された感想を寄せくださいました。 ------------------------------------------------------------------------------------------------ メディアでなかなか進まない復興の様子を観ながらボランティアに参加するタイミングをうかがっていましたが、今回初めて参加することができました。 朝9時ごろの集合の時間から既に暑く、やり切れるのか心配になりましたが、実際に被災の現場を目の当たりにし、やらねばという気持ちになりました。 床下の作業だったので、太陽の暑さはなかったものの、暑いことには変わりなく、声を掛け合い気持ちを奮い立たせながら頑張りました。 ボランティアに伺ったお宅の方からお茶やお漬物の差し入れもいただき、力を得て予定の作業を終えることができました。 一人でボランティアに行くことは勇気が入りますが、教会のメンバーと祈りを共にしながら一緒に働くことができ、不安なく働けました。 熊本に住む私たちしかボランティアに参加できない現状がある以上、また参加したいと思っています。 ------------------------------------------------------------------------------------------------

8月17日の報告

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    8月17日、ボランティアセンターに5名での登録を行ったところ、ちょうど5名でと託された作業があり、ルーテルチームだけで被災住宅へ派遣されました。 この日のメンバーは、関牧師、森田牧師、室園教会のYさん、健軍教会のUさん、そして安井牧師です。 佐敷川に注ぐ小川が氾濫し、家屋への浸水、車も2台とも水に浸かり廃車になさるとのFさんのお宅には、これまでもボランティアが派遣され、片付けが進められています。 それでも床下に薄いけれども広範囲に泥が広がっていました。床板が外されているのは1部屋だけであり、そこから這うようにして床下を進み、十能という小さなスコップで床下の土の表面を剥ぎ取るようにして取り除く作業でした。   気温は36-7度ですが、床下は少しひんやり。しかし照明器具がないと前へ進むこともできません。体を大きく動かすことはできず、時折、根太や大引といった床を支える木材に頭や背中をぶつけてしまうこともあります。 泥を入れたバケツも持ち上げるスペースがないので引きずるようにして、床板を外したところへリレーし、それを集めて土のう袋へ入れ、今度は一転、炎天下を手押しの一輪車に乗せて、集積所へと運びました。 休憩を挟みながら、なんとか泥の撤去を終え、資材もきれいに洗って作業を終えることができました。 昼食の時に、Fさんが手作りのらっきょうを振る舞ってくださり、その爽やかな酸味に力をいただきました。 朝の始まりに、また昼食時に、そして夕方の解散前にと祈りを合わせる機会を得られたこともありがたいことでした。 Fさんを始め被災された方々が神に慰められ、力づけられるように祈り、働かせていただきました。

8月14日の報告

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8月13日から15日まで災害ボランティアセンターはお休みとなっていますが、休まずに支援活動をしておられる「災害ボランティア九州・仁」さんの活動に、前日に続いて神水教会のMさんが、参加されました。 この日の最高気温も35度を超える猛暑日の中、芦北町湯浦で浸水したお宅の壁を剥がし、断熱材を取り出す作業を行いました。

8月13日の報告

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これまでも全国各地の教会や幼稚園などからの支援物資を必要なところへつないでくださっていた「災害ボランティア九州・仁」さんが芦北町佐敷周辺で担っておられる活動に、8月13日、神水教会のMさんと安井牧師が参加しました。2軒のお宅の床板剥がし作業でした。   1軒目のお宅。お名前から神社の管理をされているのかと思い伺うと、確かにそうでした。災害後、住居の北隣にある神社の集会所で過ごしておられます。 ここでは、9畳くらいのお部屋4部屋と6畳のお部屋3部屋、合わせて54畳分の床板を剥がしました。   お昼過ぎから伺ったのは、佐敷川沿いにあるお宅。玄関から続くフローリングの床剥がしでした。合板フローリング材の頑丈なこと。口数少なくひたすら作業を続けました。 住民の方は深夜に隣家の方の呼びかけで2階に逃げた直後、水が床上にあふれ、天井まで半分ほどのところまで浸水したということでした。 ボランティアセンターからの支援は終了してしまい、困っていたところに「九州・仁」さんとつながり、今回の作業となりました。 週明けからは大工さんが鹿児島から入られるとのことです。きれいになったら遊びに来てほしいと、水分補給のために用意くださった何本もの飲料で労ってくださいました。 どちらのお宅も家主さんも一緒になって汗を流しました。 休憩時間には、「九州・仁」さんの拠点で行われた「みんなでかき氷を食べよう」で、近隣にお住まいの方々やボランティアの皆で暑さをしのぐひと時に恵まれました。 Mさんは本日14日も「九州・仁」さんの活動に参加されています。

8月12日の報告

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本日は角本牧師、森田牧師、Sさん、安井牧師の4人で芦北・津奈木広域災害ボランティアセンターの活動に参加しました。   貯水池に面した工場とお宅は周囲より低いところに位置しており、前面の池ばかりか背後からも水が流れ込んだとのことでした。   大工さんによってフローリング床板が剥がされた10畳の部屋には泥が入り込んでいます。それを掻き出す作業でした。   チームを組んだ2人はきれい好きな働き者、そして我らがSさんはよく動く若者。 皆でせっせと働き、最後は高圧洗浄機の使用で汚してしまった壁も吹き上げて仕上げることができました。 住人の方はとても喜んでくださいました。 高校1年生のSさんの感想が届きましたので、お分かちします。 ------------------------------------------------------------------------------ 私は今回の豪雨が起きた時から、何かボランティアに参加して被災した方の力に少しでもなれたら良いと思っていました。 そんな時に父親が芦北へ行くという話を聞き、共に参加しました。 初めて災害のボランティアをして学ぶことがたくさんありました。またこのような機会があれば、少しでも多くの方の力になりたいです。 ------------------------------------------------------------------------------

8月10日の報告

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8月10日、前日の長崎での原爆投下に続き、熊本は空襲の日として多くの命が失われ、被害が生じた時として記憶されています。 さて、この日、芦北・津奈木広域災害ボランティアセンターには134人のボランティアが汗を流しましたが、ルーテル教会九州教区としては、4人のボランティアが活動に参加しました。 以下、森田哲史牧師(大江教会)の報告です。 ----------------------------------------------------------------------------------------- 健軍教会のUさん、Yさん、安井牧師とボランティアに参加いたしました。 Uさんは軽トラックで「災害ゴミ」運搬の働きのため、別行動となりました。 Yさん、安井牧師と私の3人を含む8名のボランティアで、芦北町白岩という地区に母娘2人で暮らしておられる方のお宅に伺いました。 ボランティアセンターでの事前説明ではすでに外されている床板の洗浄とのことでした。 しかし、実際にお宅に伺うと、床板の洗浄以外に、お風呂とお手洗いにまだ泥が溜まったままなので掻き出して欲しいという要望がありました。 スコップなどの泥を掻き出すための道具を持ち合わせていなかったため、安井牧師がボランティアセンターまで必要な道具を取りに戻ってくださいました。 残ったボランティアで床板をデッキブラシで洗浄しました。安井牧師が戻られ、お風呂の泥掻き、並行して納屋に溜まっていた泥搔きも行いました。途中からさらに2名のボランティアの方が加わってくださったこともあり、予定より1時間ほど早く作業を終了しました。  作業中、住民の方と話しをさせていただいた際、「頑張らなきゃいけないし、頑張りたいけれども、ずっと片づけに追われ、母の世話もある。ときどきガクッと落ちてしまうことがある。連日ボランティアの方が来てくれて本当に助かっています。」とおっしゃったたことが心に残っています。 解散後、ボランティアに無料で開放されている温泉施設で汗を流し、帰宅しました。 <追記>Uさんの報告です 軽トラで参加しました。 地理は不慣れでしたが、もう一台の軽トラの方とペアを組み、佐敷地区の目的地まで迷いながら到着しました。基本的には災害ゴミとなったものを集積場に運搬するという仕事でした。積み込みに苦労しました。 午前は、畳のみのところに冷

8月8日の報告

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本日の災害ボランティアセンターでの活動に神水教会の⻆本牧師が参加されました。 以下、⻆本牧師の報告です。 -------------------------------------------- 本日はルーテル教会からはわたしひとり。 昨日、お誘いくださった方々が、今日も顔を見るなり「どちらか行く予定はありますか」と尋ねられたので、「いいえ、今から受付をするところです」と答えると、「よかなら、また御一緒しませんか。今日は屋根まで浸かったところに行くとです」とのこと。 「今日はMさんはおられませんが、ぜひよろしくお願いします」と昨日の方々4名、そして、ほかに2名の方、わたしを合わせて7名で行きました。 行った先は「鎌瀬」という地区です。ボランティアセンターからは1時間弱、車に揺られて行きました。現地に近付くにつれ、道路の陥没、山崩れのあと、かなり川が氾濫した様子がうかがえました。 何せ、上を見上げると、電線に木くずや枝などがからまっています。電線の高さまで水が上がってきた、生々しい様子でした。木々にも布団とか、衣類がけっこう引っ掛かったままでした。 目指した民家に到着。家は、球磨川べり。このような災害がなければ、最高に風光明媚なところです。少し上を見上げると、川の向う側に球泉洞が見えます。 (こう書けば熊本の地理に詳しい方なら、だいたいわかるでしょう。そこはもう人吉のすぐ手前あたりです) 家は、柱と壁、屋根があるだけの状態でした。畳などはすべて外に出されたらしく、道路にはこの地域の方々が出された災害ゴミがうず高く積まれていました。 この日、わたしたちに託されたのはひたすら泥かきすることでした。10時過ぎから休みを挟んで、14時30分くらいまで作業をしましたが、できたのは、家の中の1部屋分だけの泥かきでした。 まだまだ先が見えない中だと思いましたが、この家の方が「今日は本当にありがとうございました。皆様のおかげで、希望が出て来ました」と言われたのが印象的でした。 市の方がご覧になって、明日はここにもう少し多くの人に来てもらいましょう、と言っておられました。 今日もペットボトルを何本飲んだことでしょう。トイレには一度も行きませんでした。

物資支援について(7月11日改定)

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ご協力に感謝いたします。 多くのご支援をお寄せくださり、感謝いたします。 十分な量の物資が寄せられつつあります。 そのため、予定を前倒しし、支援物資の 受け入れ を 停止 します。 ご協力をありがとうございました。 今後、必要が生じましたら、改めて依頼をさせていただきます。 ご理解のほど、よろしくお願いいたします。 PDFはこちら 熊本南部を中心とする大雨災害に心を向け、また心を痛めてくださることを感謝いたします。 大雨特別警報が今度は、佐賀、長崎、福岡に出ており、余談を許さない状況が続いています。 このような中ですが、水俣教会とさわらびこども園を窓口として、家庭の泥かきなどに必要かつ、現地では手に入りにくいもの届ける支援のため、以下の物資を全国の皆さんに募らせていただくことになりました。 ・古タオル(雑巾用) *雑巾用に縫って頂く必要はありません ・ゴミ袋(45L、70L) ・厚手の作業用ゴム手袋 ・角スコップ ・長靴(新品) *サイズ問いません ・飲料水・お茶(ペットボトル500ミリリットル または 2リットル) ・水切りワイパー ・ブルーシート ・ヘッドライト ・レインスーツ(新品) *サイズ問いません ・紙おむつ *子ども用大人用 問いません ・生理用品 期限は、 2020年7月22日 です。 送付先は、 日本福音ルーテル神水教会   ←変更になりました 862-0954 熊本市中央区神水1-14-1      TEL.096-381-3989 個人の皆さんからの少量でもありがたいです。 ご質問等は jelc.qshu@@gmail.com(送信時には@をひとつにしてください)までお願いします。 現地では、各自治体と社会福祉協議会などでボランティアセンターの立ち上げ準備が進められているところです。また、新型コロナの感染予防の観点からも当面はボランティアの募集は考えておりません。 物資に代えて、購入費用をお送りくださる場合は、以下の口座を窓口といたします。 ●ゆうちょ銀行  振替口座 01710-1-23487  口座名義 日本福音ルーテル教会九州教区  「九州南部豪雨被災支援」とお書きください ●ゆうち

8月7日の報告

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本日の災害ボランティアセンターでの活動に神水教会の⻆本牧師(教区長)とMさんが参加されました。以下、⻆本牧師の報告です。 写真は本日のボランティアセンターにて、Mさんの後ろ姿と。 -------------------------------------------------------------------------- 8時45分。芦北・津奈木広域災害ボランティアセンターに到着。遅れて到着したわたしをMさんが「おはようございます」と迎えてくださいました。今日は、ルーテル教会関係は、Mさんと私の2人。不慣れな私は受付等をおたおたと済ませるので精いっぱいで、開始前の祈りをすることを失念しておりました。 すでに4回目の参加となるMさんに、数名の男性ボランティアの方々がお声をかけ、「今日も、一緒に行きましょう」といったことを言われました。そばにいた私にも「この人と一緒だから、結構大変なコースですが、行きますか」と言われ、「よろしくお願いします。」とついて行きました。わたしたち2人を入れて、6人のグループでした。 行った先は「道の駅 芦北でこぽん」のそばにある花岡という地域の民家で、床上浸水をしたお宅の片付け作業でした。たいへんな量のゴミ出し作業から始まりました。 全部のごみを出し終わって、びっしょり濡れた複数のじゅうたん、そして、畳をあげていきました。 ボランティアリーダーの方のお考えで、畳をあげて、板張りをはずして、とにかく通気をよくして、また乾いたあと、次の段階に入ることになりました。 とりあえず、このお宅の住民の方がベッドに寝て、テレビを見られる環境を作って、そこをあとにしました。これで午前中の作業は終わりです。 一度、ボランティアセンターに戻って、昼食。 午後は、佐敷方面にある白岩という地区に行きました。すでに土嚢に入れられている道に出ている大量のごみをトラックに積んでいく作業でした。 こちらには午前中の6人のほか合計15名ほどでの作業。その人数でも、半分も片付いたかどうかというほど、大量の土嚢が道に出ています。 Mさんのハイペースの動きの横でわたしは休み休みしながらマイペースで運びました。 ボランティアセンターに戻り、解散したのが15時30分頃です。 この日、ボランティアセンターの駐車場にはざっと30台ほどの車が来ていたでしょうか(芦北社協によると本日のボ

8月6日の報告

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8月6日、ボランティアセンターの活動への参加者はありませんでした。 センターによると、117名のボランティアで13件の作業を担当されたそうです。 支援物資の運搬がありました。 熊本ライトハウスからトラックの提供を受け、神水教会拠点そして水俣の倉庫に保管されていた水、古タオル、オムツ(子ども用・大人用)、ゴミ袋、ブルーシート、コンパネを届けました。 届け先は、これまでも支援物資を受け取り、被災された方々へ届けておられる、災害ボランティア「九州・仁」さんです。芦北の佐敷に拠点をおいています。 物資などの窓口になってくださっているNさんは、芦北の南隣である津奈木にお住まいであり、ご自宅も浸水被害に遭われました。しかし、より困難のある地域で支援をとお考えになり、仕事を休んで、ボランティアとして活動を続けておられます。 Nさんの弟さんが、「九州・仁」さんの代表をしておられます。代表のNさんは、熊本地震の折り、益城町にて被災され、多くのボランティアに助けられた経験から、故郷である芦北で支援したいと思い立たれ、愛知県を中心に災害ボランティアに取り組むNPO「愛・知・人」さんの支援を得て、活動を始められました。 特に、鹿児島と熊本を結ぶ薩摩街道の要衝である佐敷宿(秀吉が薩摩遠征のために大群と押し寄せ、また後に薩摩の島津藩は参勤交代のため江戸との往復で用い、かの篤姫も将軍との結婚の際に宿泊したと言われる。西郷隆盛は西南戦争の際に薩摩街道を北上して熊本へ向かった。現在も多くの町屋や商家、点在する寺社・祠、昭和初期のものと思われる木造洋館造りなどの連なりが残された佐敷川に沿った地域)の復旧・復興のためにと活動しておられます。 災害ボランティアセンターだけでは行き届かない地域の声を拾い、被災者自身が修復作業に加われるように技術指導もしながら、多岐にわたる支援活動を続けています。  九州・仁さんの情報は以下のURLから     https://kyushujin2020.wixsite.com/kyushujin     https://www.facebook.com/groups/205888817390647 明日は、角本教区長と神水教会のMさんがボランティアセンターでの活動に参加します。 *この記事を書いている7日朝、雨が降ってきました。

8月5日の報告

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神水教会拠点に寄せられている支援物資の運搬ならびにその準備の積み込みを行いました。 運搬は、芦北の療育医療センターへ飲料水を届けるものでした。 また明日、届けることになっているオムツとタオル、水を熊本ライトハウスにお借りした、トラックに積み込みを行いました。 全国的に猛暑が続きますね。 それぞれの地のみなさんのご健康が守られますよう祈ります。

8月4日の報告

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   8月4日、この日も気温がうなぎのぼりとなりました。 芦北では神水教会のMさんがボランティアセンターの活動に参加されました。   また、それに合流予定であった安井牧師が道を間違い(熊本から芦北へ向かわれる方はお気をつけください。水俣方面への南九州道への分岐となる八代ジャンクションを通り過ぎると、次のインターは40km先の人吉です)、人吉まで降りられないことが判明し、急遽、人吉聖書教会さんにベースを置いて活動しておられる、九州キリスト災害支援センター(九キ災)さんを訪ね、その活動に加わらせていただきました。   人吉聖書教会さんも1メートル以上の浸水被害を受けられました。礼拝堂は床板を剥ぎ、泥を掻き出し、清掃が行われています。 またこの日は、かつて隣接する幼稚園で使われていた大切なピアノの解体が行われました。さらにご近所宅の家財出しと運搬が行われました。人吉は気温36度であったとのこと、予定よりも少し早めに作業は終了し、祈りを共にして解散となりました。 以下、九キ災さんのFacebookでの報告です。 https://www.facebook.com/kumamotoshien/posts/3285556174823459

8月3日の報告

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芦北・津奈木広域災害ボランティアセンターの活動に、神水教会のMさんが参加くださいました。 Mさんの報告です ・本日は湯浦地域で災害ゴミの搬出、運搬で3軒ほど周りました。 ・泥出しのニーズは落ち着いてきたようですが、同時にボランティアも人吉に移りつつあるようです。だいぶ人数がへっています。 関牧師より ・Mさんのご報告の通り、9時前に駐車場に来るボランティアの車の台数も20台いかないくらいでした。しかし、人数が減ってきているからこそニーズもまだあるのだろうと思いました。 それから、物資輸送班は、これまで関係を与えられた被災されたお宅や支援団体を訪ね、話を伺いました。支援団体には今週、神水教会拠点の物資を届ける予定です。